神戸・三宮の街からも見上げられる、シンボル的存在の六甲山。
山の中には牧場や展望台やホテル、また山頂付近に神社やお寺もあります。
今回はその中でも、海抜913m、六甲最高峰に次ぐ高所にある神秘的な神社をご紹介。
六甲比命大善神社です٩( ᐛ )و
先に言うと、こちらをてっぺんまでお参りするには注意点が。
・ヒール、パンプス、サンダルでは危険
・小さいお子さんを抱いて登るのはきついかも。。。
安全な参拝の参考になるように、ご紹介していきます!
鳥居も手水舎もない神社。巨石が御神体の神社

この六甲比命大全神社は、一般的な神社にあるような建物や社などはない、珍しい神社です。
この写真のように、圧倒されるような大きな磐座に「六甲比命大全神」との案内がありますね。

六甲山は巨岩が多く、かつてから修験者の荒行の場だったみたい!
お隣の摩耶山天上寺付近は空海もお気に入りの修験場だったとか。
六甲比命神社の磐座は天然に出来たものではなく縄文時代のころ、縄文人たちの手によって巨石を積み上げて出来た人工の磐座である。 一説によれば縄文中期(BC5,000年頃)に出来たのではないかと言われている。
六甲比命神社 wikipedia
六甲比命大善神社への行き方
所在地
〒657-0101 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲
番地などがないですねぇ。かなりざっくりな住所です。
具体的な行き方
かなり山の上ですが、まず車でどこまでたどり着けるのか?気になるところですね。
まずは目印としてわかりやすい
「フォレストアドベンチャー・神戸六甲山(GREENIA mecya forestエリア)」を目指して
六甲山をぐいぐい登りましょう。
そしてGREENIAのパーキングをスルーし、
さらに奥の「六甲山の上美術館 さわるみゅーじあむ & RVパーク六甲山の上美術館」までたどり着きましょう。

六甲山の上美術館さんの駐車場の端に、
青い小さな「六甲比命大善神社専用駐車場」の看板があります。

2,3台停められるくらいのスペースです。
そしてここからは徒歩です。
「この先ほんとになにかあるの…?」不安になりがちな道ですが、そのまま進みましょう!

しばらく進みます。

右手に現れる「竹原化学山荘」を通過したらもう少し。

もう少し歩くと左手に、「六甲比女大神」の看板があり、上に登れる小道の入り口があります。

ここからちょっとアドベンチャーな道のりですよ~
山道らしい道になっていき、勾配も山らしくなっていきます。
これでひとまず入り口までたどり着きました。
続いて見どころをご紹介しながら上を目指していきましょう!
六甲比命大善神社 見どころ
心経岩

拝殿に着く途中には、これまた大きな岩。般若心境が刻まれています。
その名も心経岩。
こんなきれいな面でぱっくり割れるのだろうか?
大きな岩が割れたというより、土砂崩れのように大きく山肌が崩れたのだろうか?
妄想が進むスケールの大きさです。
見渡すと、この岩だけじゃなく大きな岩がたくさん。異世界に迷い込んだようです。
拝殿

心経岩から少し登ると、花がお供えされている手合わせスポットが。
ここ、肉眼で見た時の「おぉ~…」となる感覚が、正直写真ではうまく撮れていないです。
迫ってくるような、息をのんで目を離せないような風景はこの写真では切り取れていないのです。

だからこそ、ぜひ生で見ていただきたい…!
標高の高い場所の済んだ空気も手伝って、神聖な気分になれると思います。
そして、この岩の間に祠があります。進んでいきましょう。
御朱印、様々な資料がある 祠

ちょうど先ほど拝んだ岩の合間に向けて、祠が建っているのが見えます。
あの白い小屋です。そこまではいかにも滑りやすそうな、急な階段が…

このポイントが一番、お子さん連れやヒール靴では危ないところかと思います!
私も毎回手すりの強度を確かめずにはいられません(-_-;)
登りきると祠があり、こちらも無人です。

この祠の中には入ることができ、御朱印や六甲比命講の方たちが作成したたくさんの資料が置いてあります。
この資料は印刷されて紙で置いてあるので、持ち帰ることができます。
この資料がまた力が入っていて、読み応えのある興味深いものがたくさん。
ざっとご紹介すると…
- 新海誠作品『君の名は。』と瀬織津姫
- 六甲山の名前の由来は六甲姫=瀬織津姫
- 伊勢 御神鏡の移動 遷宮の意味
- 伊勢神宮瀧祭神と京都伏見御香宮の瀧祭神
- ホツマの文脈で瀬織津姫を語ることの重要性
一部ですが、神道や古事記に詳しい方が読んだらさらに楽しめるのではないでしょうか。
そしてこの祠の右の隙間、赤い矢印のところから、祠の裏に入れます。

その細い隙間には、上記のような注意書きが。
裏には巨石がV字に支えあうようになっているのですが、その岩が少しずつずれてきているようです。
ここを通過する時はいつも「今地震来ませんように…!」という気持ちです。
そしてまさに奥の写真を載せたいのですが、行くといつも「カメラを向けていいのだろうか…(*_*)」と
思ってしまう空気感なので、撮影できてないのです。畏怖の気持ちが湧いてきます。
そしてここからさらに上があります。
急な階段が続きます。

お察しの通り、帰りの下りもまた怖いです…(-_-;)
雲ヶ岩(紫雲賀岩)

この雲ヶ岩は法道仙人が修行中に毘沙門天がこの岩に乗って現れたといわれているようです。
筋斗雲みたいなもんでしょうか。
仰臥岩 石碑

ついに頂上には、広い面の仰臥岩が。

山の頂上のこんな開けた台座は、なにか祈りの儀式が行われていたのかなぁ…と妄想膨らむロケーションです。
誰もいなければここで静かに瞑想してみたいなぁ…と思いつつも、
毎回先客の方が寛いでいらっしゃるのでなかなか願いが叶いません。
こんなに辿り着きづらい場所にあるのに、訪れる度人に会うので一部では人気なのかもしれません。
御神体が瀬織津姫と言われるのはなぜ?
天照大御神やスサノオを始めとする名の知れた神様は、みな「古事記」や「日本書紀」に出てくる神々として非常に有名です。
実は、瀬織津姫は「古事記」「日本書紀」には出てこないのです。
よく「歴史から抹殺された女神」という言われ方もしています。
では、瀬織津姫の情報はどこにあるのかというと、「ホツマツタエ」というもう一つの文献です。
「ホツマツタエ」の中では、天照大御神は実は男神であり、その妃が瀬織津姫であったとされるようです。
そしてこの六甲近辺で昔から親しまれている向津姫(むかつ姫)は、瀬織津姫のことだと考えられるそうです。
これらの仮説は、先にご紹介した祠にある六甲比命講の資料に詳しく書いてあります。
「ホツマツタエ」自体が信憑性が怪しいという意見も多くあるようで、なにが正確かははっきりすることは難しそうです。
しかしファンタジーやエンタメのひとつとして、神社めぐりをより楽しむ一つのスパイスになりますよね。
瀬織津姫は龍神であり、水を司る神様と言われています。
世界的ヒットとなった新海誠監督のアニメ、「君の名は。」と「天気の子」も瀬織津姫をテーマとしたメッセージが隠されているのでは、と言われています。

映画の考察動画などを見ていたら、つい興奮してしまいました!
映画がより深く楽しめます。
もちろん今回の六甲比命大善神社だけでなく、東北や岡山にも瀬織津姫の聖地と言われている場所はたくさんあります。
瀬織津姫になんだか縁を感じた方は、ぜひお近くの瀬織津姫の聖地に行って空気を感じてみてください!
まとめ
今回は、「六甲比命大善神社に行ってみたいけれどなかなか辿り着けない…」
そんな方に向けて、詳しい行き方をメインにして書きました。
祠の資料や、古事記、ホツマツタエ、神々のエピソードは私もまだまだ勉強中であっさりとしたことしか書けませんが、まずは興味がある方が実際に行ってみてほしいと思いました!
その場に行って空気や雰囲気を味わうことがなによりだと思います。
最近、スピリチュアル界で瀬織津姫ブームがあるようで
団体で来られてゴミのマナーなどがちょっと…という意見も見ました。

もちろんゴミ箱もトイレもありません。自然の中に人間がお邪魔させてもらうような場所です。
本来すべての場所がそうですが、その土地への畏敬の想いを忘れずにお邪魔したいですね。
さわやかに、清々しく、すてきな神社ライフを送りましょう٩( ᐛ )و
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